親の老い

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一人暮らしの親の夕食に、冷凍の麺をすすめた|火を使わない便利さと、停電の日に止まるもの

麺類が好きな母に、スープと一緒に凍った冷凍の麺をすすめた。次の買い物で、母のほうからあれはどれだったかと聞いてきた。電子レンジなら火を使わずに済む。目の見えない義父もレンジで食べている。ただ、電気が止まった日には、その便利さもそのまま止まる。
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母が脚立を出して、剥がれた扉を直そうとしていた|高い所の作業を止めたあとに残るもの

実家へ行くと、大工小屋の前に脚立と壁紙が出してあった。母が、2mを超える高さの剥がれた扉に自分で貼ろうとしていたらしい。上る前に止めたが、母が気にしているのは壁紙ではなく、傷んでいく建物のほうだった。止めるのは一度では終わらない、という話を書いた。
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目が見えない親の携帯電話をどう選ぶか|義父の条件は、押して分かるボタンだった

目がほとんど見えない義父が、長く使ったガラケーを替えることになった。電池・保守の終了・3Gの終了が重なり、条件は「押して分かるボタン」の一つ。選んだのはガラケーの形をした端末で、義父はボタンに立体のシールを貼って押し分けている。画面を見ない人の携帯電話の選び方を書いた。
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親に家族以外のつながりがないと、その分は子に来る|一人っ子が羨ましがっていたもの

きょうだいがいれば親の介護は分けられると思っていた。同級生に聞くと、人数がいても手は一人に寄っていた。自分が羨ましがっていたのは人手や費用ではなく、母の話を聞く人がほかにもいることだった。母には家の外のつながりがほとんどなく、その分が平日の私の電話に来ている。
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詐欺まがいの電話に、母は「どうする?」と聞いてきた|迷ったら返事をしない、と言い足した

勧誘は断るよう言ってあったのに、母は詐欺まがいの電話に迷い、確認の電話をしてきた。「断る」が届くのは迷わない電話までだったので、「迷ったら返事をせず、息子に相談する」と言い足した。留守番電話が使えない家での対策と、電話が入口であり線でもあることを書く。
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ストマ用品を自宅へ届けてもらうまで|半休は消えて、役場の用事は母に残った

母のストマ用品は、平日しか開かない薬局まで毎月受け取りに行っていた。数回通ったところで配達を案内され、切り替えて毎月の半休が消えた。用品の給付は役場、配達は薬局と手続きが別々にあること、一月分という上限と災害への備え、そして残った役場の用事が今は母の外出になっていることを書く。
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母との外食で気づいたこと|量は減っても、選ぶ一品は変わらない

母の通院に付き添った帰り、昼どきに重なると外食して帰る。セットが単品になり、単品も残すようになった。それでも母が選ぶ料理は変わらない。量が減っても、好きなものを選べることのほうを大事にした話。
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災害が起きたら、一人暮らしの母の安否をどう確かめるのか

電話しか連絡手段がない一人暮らしの母を、広域災害のときにどう確認するのか。母の家までの橋、家族の分散、用意したまま確認していない備え、ストーマ用品を、行けない前提で見直す。
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見守りカメラを選ぶとき、どの機能を見るか

見守りカメラの画角、暗視、動体検知、通知、双方向通話、録画に加え、回線がない実家で必要になる通信契約と月額費用、止まったときに戻せる安定性まで、選ぶ順番で整理した。
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親の通院付き添いはいつまで続くのか|年1〜2回まで減った5年間

母の通院付き添いは、退院後の約1年はほぼ毎月、現在は年1〜2回になった。週1回から月1回、3か月に1回へ変わった5年間と、本人が自分で行ける一回を残すために何を確かめているかを振り返る。